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MACHIYAシリーズ第1号

京都の町家と言えば京都が世界に誇る人気が高いブランドです。

京町家は、昭和25年以前に建築されている事や伝統的な構造で建てられている事など、いくつかの項目で定義がされています。

今回の弊社CCRでは、「京町家の定義からは外れるけどこれもうほぼ町家やん!」や「価格が高騰し、なかなか手が出しにくくなった京都の町家を今の状況に照らし合わせて再定義し直してもええんちゃう?」と言う気持ちから、CCR的マチヤとして再定義化を目的としたプロジェクトを始動させました。

プロジェクト名は「MACHIYA」で、定義の項目は下記です。

 

「MACHIYA」十ヶ条

①連棟・もしくはそれに近しい状態にあること

② 100㎡以内であること

③ 京都のエスプリを感じること

④ 木材が主要で使われていること

⑤ 平屋もしくは2階建てであること

⑥ 庭や中庭があること

⑦ 職住一体であること

⑧ 光と風と水をかんじることが出来ること

⑨ 中間領域があること(中庭、縁側、内縁、障子など)

⑩ 道路に面していること(塀が無いこと)

 

 

さて、本物件での取り組みを見ていきましょう。

 

改装前の間取りでは1階が暗く閉塞感がありました。前面道路側の外壁には銅板を使用し、その下屋にはガラス瓦を採用しました。町家で使われていた素材を分解し再構築することで③京都のエスプリが感じられるように計画しました。外壁の銅板はかなりインパクトがあります。どんな経年変化をしていくか楽しみですね。

 

部屋の中心には面発光の幕照明を採用し部屋全体を明るくしました。幕照明は、国内の住宅での施工事例が3件目なんじゃないかと噂です。天窓から落ちる自然光のような気持ちよさがあります。調光で暖色にすると夕焼け、寒色にすると海の中のような雰囲気です。

 

狭かった奥庭も少し広げました。隣家との目隠しには153本の箒を設置しています。なかなかカッコよくなりました。玉砂利に跳ねる雨音も魅力的です。⑨中間領域を演出し広げることで、⑧光や風や水を感じられるようになりました。

 

1階の床材には今回、京都産の北山杉の無垢材を使用しています。④木材を主要で使うことを目指しました。床材の張り方と塗装にもちょっとしたこだわりがあります。現地でぜひご確認ください。

 

①連棟での問題点、壁を共有している事で音漏れがしやすい点は断熱材と石膏ボードの2重張りで緩和を狙っています。

 

その他の②100㎡以内⑤平屋か2階建て⑩道路に面しているは自動でクリアです。

⑦職住一体であることはまぁリモートワークされる方ならいけるかぁと言う感じです。

 

物件の状況的には10項目のうち7,8個しか満たせないこともあるかと思います。町家でない家にもそれぞれストーリーがあり大事にされていくべきだよねと言う思いこそありますが、7割くらい満たしていたらCCR的には「これもMACHIYAって言ってもええんちゃう?」と言うノリです。

町家関係の方々、すみません。怒らないでください。

 

 

始まったばかりの「MACHIYA」プロジェクト今後の展開をぜひお楽しみに!

高野蓼原、CCR的に「めっちゃええやん!」です。

ぜひオープンハウスお越しくださいませ。

 

 

妄想物件物語 http://ccr702.com/mousou/m-05-01/index.html

 

物件概要

種別 一戸建て
販売価格 3,980万円
所在地 京都市左京区高野蓼原町11-1
交通 叡山電鉄本線「元田中」駅徒歩6分
京阪本線「出町柳」駅徒歩10分
京都市バス「田中大久保町」停徒歩8分
敷地面積 45.09㎡(13.64坪)
建物面積 1F32.87㎡ 2F31.05㎡ 延べ63.92㎡(約19.34坪)
築年数 不詳
現況 空家
引き渡し 相談
設備 上下水道・都市ガス・電気
その他  2024年3月フルリノベーション竣工
用途地域 準工業地域
建蔽率 60%
容積率 200%
高度地区 15m第3種高度地区
防火条例 準防火地域
景観条例 市街地型美観形成地区
屋外広告物 屋外広告物第3種地域
その他法令制限 眺望空間保全区域、近・遠景デザイン保全区域、居住誘導区域、既成都市区域
取引形態 売主
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