4年前に工事をさせていただいた一棟貸しのお宿「コウメノハナレ」。東山三条で続けられている民宿の”離れ”として。そして今回はそのお隣でもう1軒、というご相談を受けてリノベーション工事をさせていただきました。

今回、も！、かなり奇抜なご提案に賛同いただいたお施主さんに感謝です。

そこまで広くはない空間を大胆に演出しました。2階の天井は勾配天井にして高さを出し、2階の床はアクリルで、丸見えです。1階は土間をそのまま使って、1階もかなりの天井高を確保することができました。2階のベッドルームは、イメージとしては格子状の箱が宙に浮いているような感じで作りました。これ、実際やってみるとどうやって安定させるのかなど、ものすごく頭を使います。計算してくれた設計士さんと、現場で仕上げてもらった監督さんと大工さんに感謝でございます。

色彩は、木の色と白。一部カーペットなどを濃紺にして上品に仕上げましたが、後は壁に掲げる絵や家具などで空間に色味を足していく形で考えています。

一見、通りがかった人からすると何かのお店かな？っと中を覗き込みたくなるように1階の窓は大きなFIXガラスにしました。

兄弟分の「コウメノハナレ」と、今回の「コウメノトナリ」。2つ並んでいますが、テイストをガラッと変えたので、そのギャップも楽しんでいただけたらと。